2022年1月17日、神奈川県におけるキャッシュレス・消費喚起事業の「かながわPay」のポイント付与期間と利用期間の延長、そして、加盟店を追加募集する旨が発表されました。
上記神奈川県HPにもあるとおりですが、変更後は以下のとおりで、これにより2022年4月一杯はポイントを貯めることが可能になりました。
引き続き、「期間内であっても、ポイント還元総額が70億円に到達した時点でポイント付与は終了します。」とされています。
本記事では、この延長を受けて、今後の見通しなどを簡潔に紹介していきたいと思います。
なお、「かながわペイ」とは?という点や、使い方については、以下の記事をご参照くださいませ。なお、2021年12月23日以降、一人当たりのポイント付与上限は当初の1万ポイントから3万ポイントに上方修正されています。
還元ポイント70億円への到達見込みは?
本件サービスが継続することは利用者にとっては朗報なわけですが、還元ポイント70億円への到達見込みはどうなっているのでしょうか。
この点、2022年1月17日付の神奈川新聞によれば、2022年1月16日時点での「かながわペイ」のポイント付与額の累計は25億円で、これは県が総額として確保している70億円の約36%に当たります。
「かながわペイ」のサービスが開始されたのは2021年10月25日ですので、ポイント付与締切日(2022年4月末まで)に向けてだいたい半分弱の期間が経過していると言えます。①クリスマスや年末年始の大型消費の機会を終えていること、②コロナの緊張感が緩和した時期(2021年11月〜年末)を過ぎていること、などを考えると、4月末を大幅に前倒してポイント付与期間が終了する可能性はそこまで高くないように思います。
なお、2022年1月4日付の「かながわPayからのお知らせ」によれば、「かながわPay」のアプリダウンロード数が70万を突破したとのことです。仮にこの利用者全員が当初の一人当たりの付与上限1万ポイントを貯めたとしたらポイント付与総額70億円を達成することになります。(現在の付与上限は3万ポイントです。)
神奈川新聞は、利用が伸びない一因として加盟登録店が少ない(約1万1千店で頭打ちとなっている)ことを挙げています。確かに、一人当たりのポイント付与上限は昨年12月に3倍に増えたわけですが、利用できるお店がそのままで、ポイント付与期間だけ伸びても、そこまで利用は増えないように思います。そのため、消費喚起の目的に鑑みても、消費者としても、今回加盟店を追加募集することになったことには期待したい想いです。
加盟店をチェックしていこう!
4月末を大幅に前倒してポイント付与期間が終了する可能性はそこまで高くないであろう旨の筆者の私見を上記で述べたわけですが、もし加盟店が大幅に伸びることになれば、比較的早期にポイント付与総額の上限70億に到達してしまう可能性もあるといえます。
この点、消費者としては、節目節目で、加盟店を改めてチェックしていくことが、同サービスを最大限活用する上で大事なことかと思います。これまで加盟店でなかった自宅近くのお店で、かながわペイが利用できるようになっている、ということもあるかもしれません。
以前紹介したとおり、スーパーでも加盟している店舗がありますので、食料品や日用品でのポイント蓄積も引き続き検討価値があると思います。
これから始めることも遅くない!
2021年12月の一人当たりポイント付与上限の増額、2022年1月の利用可能期間の延長と、利用者にとては嬉しい措置が続いています。
今回の利用可能期間の延長により、かながわペイの利用がまだの方は、今から利用開始することでも全く遅くなく、逆に全く利用しないと損であると言えます。ぜひ活用し、神奈川県の消費を盛り上げましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。