箱根旅行レビュー!【ロマンスカー】1歳半子連れ・ベビーカー おすすめ席・ビューポイントは?

緊急事態宣言明けの2021年11月中旬、相模大野〜箱根湯本の区画で、ベビーカー持込みでロマンスカーを利用しました!

本記事では、ベビーカーの収納、眺めなどを考慮したおすすめ席や、富士山の見えるビューポイント(Googleマップ上の図示あり!)などを紹介します。

今回の移動情報は以下になります。
展望席、サルーン席ではない普通の席の利用レビューになります。

移動情報

移動時期  :2021年11月第2週日曜(行き)、月曜(帰り)
移動人数  :大人2名+幼児1名(1歳半・ベビーカー)
移動区間  :相模大野〜箱根湯本往復
移動列車  :9:41相模大野発 メトロはこね91号(行き)
       15:43箱根湯本発 はこね26号(帰り)
予約座席  :2号車15C+D席(行き)
       3号車1C+D席 (帰り)  (幼児用の席は取らず)

箱根まで行くのはロマンスカーが良い?

ベビーカーに乗せた幼児を連れた箱根までの旅行で、そもそもロマンスカーを利用した方が良いのか、お悩みの方は、以下の記事を参考にしていただけるかと思います。

新宿発はもちろん、相模大野発でもロマンスカー利用をおすすめできます

ロマンスカー 幼児用の席を個別に確保するか?

運賃の年齢区分

まず、小田急線の運賃の年齢区分をチェックしましょう。

・おとな運賃は、12才以上です(13才未満の小学生はこどもです)。
・こども運賃は、6才以上12才未満です(6才で小学校入学前は幼児です)。
・幼児は、1才以上6才未満です。
・乳児は1歳未満で無料です。
・乗車券を所持するおとな、またはこども1人に同伴された幼児は、2人まで無料です。3人目からは、こども運賃が必要です。なお、(1)幼児が単独または団体として乗車する場合、(2)特別急行列車をご利用になる場合で幼児または乳児が座席を利用するときは、こども運賃、こども特別急行料金をいただきます。

小田急線公式HPより引用

つまりは、『小学校に入る前の6才未満の子どもは、大人の膝の上に座るなら原則無料』です。

「原則」というのは、大人1人の場合3人目から、大人2名の場合5人目からは、6才未満の子どもであっても「こども運賃」がかかってきます。ただし、1歳未満であれば、3人目、5人目であっても膝の上に座るなら無料です。

こども運賃は大人運賃の半額です。(小田急線公式HP)

子ども用の座席は別途確保した方がよい?

6才未満の子どもはご両親のお膝の上なら乗車券・特急券は無料なのですが、個別に座席を取る場合は、0歳であろうと何歳であろうとこども料金が発生します。

ここ少し悩むのが、子どもを膝の上にずっと座らせておくか、あるいは、お金は「こども料金」分かかるけど子ども用の座席を個別に取るか、ということかと思います。

これについては、今回の私の経験上は、大人2名+1名(1歳半)だと、大人2名分の座席のみで、子どもは膝の上(実際は大人の2人の間のスペースに座れました。)で良かったと考えています。

主な理由は以下のとおりです。

  • 箱根行きロマンスカーは『2席+2席』の4列ずつの構成なので、3人席となると、大人一人が通路を挟んで席がバラけてしまうので、子どもの対応がその分手薄になってしまう。
  • 現在は新型コロナ対策もあり、2人席の回転はできないとのこと。
  • 大人2名の間のスペースにも座れた
  • 私の子どもはグズったら抱っこを求めるので、広いスペースはそこまで関係がない。

ただし、例えばお子さんの年齢がもう少し大きいと変わると思いますし、子ども2人の人数だとまた状況は変わると思います。一つのご参考としていただければ幸いです。

また、他の方のブログでは、同じような構成・年齢でも子ども用の座席を確保することをお勧めする、という方もいらっしゃいました(例えば「はこね旅市場(R)日記」さん)。

さらに言えば、利用するロマンスカーの車型(以下で詳しく!)次第では、4人席が半個室になった「サルーン席」も選択肢としてありますし、座席の180°回転も今後はできるようになっていくかと思います。

ご自身の旅行の人数や年齢、経済事情などによって、良いと考えるやり方を見つけていただければと思います。

2022年春以降は子ども運賃が安くなる?

なお、2021年11月8日付小田急プレスリリースにて、2022年春以降「ICご利用時の小児運賃を小田急線内一律50円」とすることが発表されています。

小田急線内一律」ということなので、ロマンスカーにも適用されることと考えられます

「子育てしやすい沿線」を目指す一環として、2022年4月から新たな取組みが行われていくかもしれないので、要チェックですね!

2021年11月8日付小田急ニュースリリース

ロマンスカー どの時間帯を便を利用する?

ロマンスカーの時刻表は以下の小田急HPにあります。

小田急公式HP ロマンスカー時刻表

上記のページを開くと箱根方面(下り)土・休日の時刻表となっていますが、選ぶタブを変えることで上りや平日の時刻表も見られます。

幼児連れですと行きは早過ぎず、帰りは遅過ぎず、の時間帯を選ばれる方が多いと思います。そう思って、例えば行きは9時、10時台の出発時間、帰りは17時、18時台にはお家に着くように、と調べると、結構選択肢が少ないように思います。

例えば、相模大野を日曜朝に出て、箱根から月曜夕方に帰ってくる便だと、9:41相模大野発(10:35箱根湯本着)、15:43箱根湯本発(16:48相模大野着)で決まりかなぁという感じでした。

逆に悩まなくて済むところもあるので、余裕を持った時間を予約(席を確保)してしまい、当日は確実に行動することをお勧めします!

ロマンスカー 車型をチェックしよう!

利用するロマンスカーの時間が決まったら、ご自身が利用することになるであろうロマンスカーの車型がわかりますので、チェックしておくことがお勧めです。これをチェックしておくことで、ご自身が乗られるロマンスカーの設備や雰囲気、車両数、座席表等がわかります。

時刻表から車型を確認!

ご自身が利用する予定のロマンスカーの車型は、上記にも記載した小田急公式HP ロマンスカー時刻表における、それぞれの時刻表の塊の一番下の項「車型」を見ることで確認ができます。「M」は「MSE(60000形)」、「G」は「GSE(70000形)」だよ、という説明も、同ページの下の方でしてくれています。

例えば、今回の私の旅行だと、行きは「小田原方面(下り)」の「土・休日」のタブ上の、9:41相模大野発(10:35箱根湯本着)なので、その列(縦)を下に見ていくと「M」の記載がありますので、「MSE(60000形)」であることがわかります。

ただし、他の時間帯も見ていくと、「▲」、すなわち「運転日により列車の車型が変わります」も結構多いことがわかります。(例えば、新宿から小田原(箱根湯本の前の駅)までノンストップ行くロマンスカーは、大抵「展▲」(GSE(70000形)か(VSE(50000形)のどちらか)です。)

この「▲」の場合、実際の予約ページや、お電話での確認が必要かなと思います。

判明した車型の設え(しつらえ)を確認!

車型がわかったら、小田急公式HPロマンスカーラインナップと座席の種類から、「(車型)の特徴を見る」をクリックすることで、それぞれの車型の詳細、設備、雰囲気などを見ることができます。「(車型)の編成表・座席表」をクリックすることで、詳細な座席表を確認できます。

MSEの座席机

なお、MSEの場合、展望席やサルーン席は無いことがわかります。特に新宿発の方が多く利用されることになりそうなGSEやVSEですと、(空いていれば)展望席やサルーン席の選択肢も出てきますね!

ロマンスカー おすすめの座席は?

座席は、主に以下のポイントで選びました。

  • ベビーカーの収容スペースがあるところ
  • トイレ位置
  • 乗降りのしやすい位置
  • 眺めの良い位置

小田急線のホームページから引用する座席表を拝見させていただきつつ、ポイントごとにみていきます。以下はロマンスカー「MSE(60000形)」の例ですが、考え方は他の車両にも適用できると思います!

小田急線公式HP(MSE(60000形)編成表・座席表)より引用

ベビーカーの収容

列車内にベビーカーを預かる専用のスペースはないので、各号車の前または後ろのスペースに置かせてもらうことになります

従って、

「下り(箱根湯本行き)」の場合、例えば1号車であれば
14のA〜Dだと座席後ろのスペースにベビーカーを収容でき、
1のA~Dの座席だと、お座りの席の前のスペースに置く形になります。

「上り(東京方面行き)」の場合は、同じく例えば1号車であれば
14のA〜Dだと座席の前のスペースに
1のA~Dの座席だと後ろに収納できることになります。

上記の写真は、帰りの「上り(東京方面)」の3号車1C+D席の後ろのスペースを撮ったものです。行きの「下り(箱根湯本方面)」の2号車15C+D席の後ろにも同様のスペースがありました。

ベビーカーを畳んで入れる十分なスペースがあると言えますし、実は行きでは別の人が畳まずに入れていました。

ただし、少し脱線しますが、仮に最前列または最後尾の席がどうしても取れず、ベビーカー持ちでロマンスカーを利用される場合、他の人が座る席の後ろにベビーカーを置くことになりますので、ベビーカーは畳んで置かれる方が良いと思います。実際、私たちのときは、自分たちがベビーカーを置きたいと思っていたところに他の人のベビーカーが置かれていて、さらに畳められずそのまま置かれていたことで、椅子を倒すことができませんでした。。

さて、おすすめの座席ですが、基本的には、座席後ろにベビーカーを収納できる座席がお勧めにはなると思いますが、上の述べたケースのように、遠くの席からでも空いているスペースにベビーカー等を置く人もおられますので、相模大野からなど始発外から乗る場合は特に、座席前に収納できる座席の方が確実にスペースを確保できるかもしれません。

トイレの位置

1〜6号車の編成

2号車(3号車方面)、5号車(4号車方面)、8号車(7号車方面)に、トイレがあります

いずれの号車のトイレでも、男女兼用または女性用トイレでベビーベッドがついています。

ベビーカー収容スペースがあり、トイレが近いところでいうと、例えば2号車15、3号車1、4号車17、7号車15などがおすすめと言えるかと思います。

乗り降りのしやすさ

5号車、8号車の車椅子対応の乗降口は基本的に車椅子利用者用の座席(5号車1及び2、8号車1)にアクセスしやすくなっていますが、車いすスペースは車いすご利用の方向けのものなので、基本的にはベビーカー持込みの方が5号車1及び2、8号車1をあえて選ぶことにはならないと思いますので、乗降口は一般の方と同じものを使用することになると思います。

1号車1、10号車14をの席を除けば、各号車の最前列または最後尾の座席であれば必然的に乗降口の近いところになりますので、乗降りのしやすさを追求する場合、1号車1、10号車14を除く最前列または最後尾の座席を確保する、ということで問題ないかと思います。

なお、ロマンスカーに乗り込んでからは通路が狭いので、予めベビーカーを畳み、お子さんを抱っこした状態でロマンスカーに乗込むことをおすすめします。

眺め

「下り(箱根湯本行き)」であれば進行右手、「上り(東京方面行き)であれば進行左手に天気がよければ富士山が見えることもあり、特に初めての方にはお勧めです。

下りも上りもC,D列がお勧めになります。基本的には、これから箱根に向かう!という下りのときに、C,D列が取れれば良いのではと思います。

おすすめ座席は?

まとめると、最後尾の座席(後ろにスペースあり)、乗降口が近く、トイレが近く、眺めが良い、の観点からベストな席は以下になるかと思います。

(下り(箱根湯本行き))1号車14C,D 2号車15C,D 4号車17C,D 7号車15C,D
(上り(東京方面行き))3号車1C,D など

もし上記の席が空いていなくても、ベビーカーをご利用の方は、ベビーカーを収納できるスペースが近い最前列か最後尾の座席を優先し、その後トイレの近さや眺めなどのオプションを考えていく形で取られることをおすすめします!

ビューポイント

下り(箱根湯本行き)車内のGoogleマップ

富士山が見えるポイントは、新松田駅に到着する前のタイミングです。Googleマップ上で言うと、上にあるような、(新)松田駅に向かい南下するポイントです。

下り(箱根湯本行き)のロマンスカー内では、新松田付近、あと7分で小田原に到着するタイミングで、進行右手に富士山が見えますよ、とアナウンスをしてくれます。

展望座席でない普通の座席に座っている方には、この新松田に向かって南進するときが、右手(下り)または右手(上り)に富士山が見える唯一のタイミングになります。

下り(箱根湯本行き)車内のGoogleマップ

アナウンスがあってからではトイレやカメラの準備等が間に合わないかもしれないので、Googleマップ上で秦野駅や渋沢駅を通過する頃には、スタンバイをいただくと良いのではと思います(秦野駅や渋沢駅には止まりませんのでご注意を!)。秦野市あたりも丹沢山を右手にした良い眺めです。

ロマンスカー 座席の予約方法は?

ロマンスカーの座席を予約するというのは、特急券を予約するということになります。

乗車券は、フリーパス利用の方は乗車駅でフリーパスを駅員さんにお見せし、そうでない方はパスモなどのICカードをピッとするか、券売機や窓口で別途乗車券を購入します。

特急券の予約・購入方法は、以下の小田急線公式HPにまとまっております。

小田急公式HP 特急券の予約・購入方法

端的に言えば、ネットや電話、窓口のいずれの方法からでも予約が可能ですが、「ロマンスカー@クラブ」のみ小田急ポイントがつくという特典があり、他はクレジットカードで支払いをすればクレジットカードのポイントのみで、「お得さ」の観点からは同じと言えます。

私は、最初は「ロマンスカー@クラブ」からの予約をしようとしたのですが、私の利用するパソコンとの相性が悪いのか、座席を選ぶ画面が出たり出なかったりしてうまく予約ができなかったので、最終的には電話予約をしました。

電話のご対応は非常に丁寧で、本記事で書いたようなベビーカーの利用等についても相談に乗っていただき、空いている席の中で良い席を押さえていただけたので、良かったかなと思っています。

電話予約の場合、乗車駅の窓口で名前と電話番号などを伝え、その場で支払い(クレジットカード払いなど)をします。

箱根湯本駅からの乗り換えは?

ロマンスカーを降りてすぐの箱根湯本駅ホーム

箱根湯本駅は大きくなく、ロマンスカー下車後同じホームの向かいの路線で強羅駅方面の「箱根登山鉄道」への乗換えが可能です。

上の画像では、左手(青い車両)がロマンスカー、右手(赤い車両)が強羅行き箱根登山鉄道です。

バス停も改札を出て歩いてすぐです。

ロマンスカーを降りてちょっと改札の方に歩いた箱根湯本駅ホーム

お荷物の宿泊宿への輸送サービスである「箱根キャリーサービス」も、ロマンスカーを降りて改札の方に向かえばすぐありますので、時間のロスは少ないです。

ただし、箱根内での公共交通機関の利用時のベビーカー利用は、できることはできるけど、あまりバリアフリーになっていなかったり、事前に知っておいた方が良いことが多いです。

箱根内の公共交通機関でのベビーカー利用時の注意点等は以下の記事でまとめているので、ベビーカーご利用の方は参考にしていただければと思います。

まとめ

東京方面から箱根への子連れの旅行、風光明媚な箱根は、普段のお仕事や家事育児のご褒美としてリラックスするのにぴったりです。

ベビーカー利用を含めたバリアフリー情報や、ロマンスカーを効果的に利用し、親御さんとお子さんにとってぜひ良い旅にしていただきたいと思います!

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

投稿者: gongonchi

スペイン語圏の国々を転々とする海外転勤ファミリーのごんごんちです。 子育て中の方、転勤族の方、駐在の方に向けて、子育て・スペイン語圏の生活情報・転勤族妻の働き方など、お役に立てる情報を共有したいと思いブログを始めました。 元マスコミ勤務→ パートナーの海外転勤→ フリーランスの映像制作として開業 ノマドと子育てを両立する働き方を目指しています! 初めての海外生活にあたふたしながらも、家族一緒に楽しく暮らしていくため、日々模索中です。 現在:日本帰国中

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